精進料理の何が好きかというと、色々要素はあるのですが、
“あんかけ”というスタイルに、ひじょうに心惹かれます。
このお料理は、ベジ(植物性)の素材で作る茶碗蒸しです。
すりおろした生姜を真ん中にのせて、しめじのあんかけをかけました。
生地は山芋とお豆腐。
かぼちゃのあんが中に入っています。
お豆腐はマクロビオティク的には体を冷やす食べものと言われていますが、試しに、小さく切った(3cm×5cm×1cmくらいでも)ものでも額に当ててみると、響くほど冷えるのがわかります。
脳天にひびく感じ。
お豆腐の熱取り威力は、強力です。
冬場の冷や奴は避けた方がベターでしょう(余程、暑がりな人の場合は別として)。
蒸せば(煮ても、ゆでても)オッケーです。
夏場のとても暑い日は冷蔵庫に入れて。
冷やしベジ茶碗蒸しも美味です。
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[材料] 蕎麦猪口 4〜5個分 *最低でもこれくらいの量が作りやすいです。
ひとり暮らしでも2日でラクに食べられます。
山芋 150g
木綿豆腐 1/2丁
かぼちゃ にぎりこぶしくらい
しめじ 適宜
しょうが ひとかけ
片栗粉 小さじ1
昆布だし 200cc
お醤油 小さじ1/2
塩 3つまみくらい
赤ピーマン 少し
[作り方]
1)かぼちゃは小さく切って、軽く塩をふりかけてまぶしてから、蒸します。
柔らかくなったらフォークの背でマッシュしておきます。
2)だしを煮立たせ、しめじを加え、お醤油、お塩で味をつけます。
水溶き片栗粉を用意。
3)山芋はすりおろし、お豆腐はフードプロセッサーにかけ、両者をあわせ、軽く塩で調味します。
4)器に、3)をスプーンでおとし、真ん中に、マッシュしたかぼちゃを丸めてのせ、上からまた3)をおとし、蒸し器で8〜10分蒸します。
水溶き片栗粉でとろみをつけた2)のあんをかけ、細く切った赤ピーマンを散らし、すりおろした生姜を真ん中にのせて出来上がりです。