おはぎ二種

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おはぎ、です。

きなこの方は、中に小豆のあんこを仕込んでいます。

あんこは、お砂糖は使っていません。

デーツで、甘みをつけました。

デーツはメーカーによって、味が違うなと思います。

今回、使ったのは、量り売りして売っている、エジプトのデーツ

キャラメルみたいな香ばしさがって、小豆にも合いますね。

ごはんは餅米です。炊きたてをすりこぎでつぶすのだと母親に教わったので、その通りにやってみました。

ちなみにきなこは自家製です。大豆をフライパンで煎って、ミルサーで粉砕します(それも私ではなく、母親が作って、宅急便で送ってくれるのですが)。

 

:なんとなく無性におはぎが食べたくて、和菓子もとても恋しくて、昨日、西荻の街に出かけて和菓子屋さんに入り、苺大福とあわ大福を注文したところでケースを眺めると、肝心のおはぎが残念ながら売り切れで、悔しい思いをしました。

おはぎって、意外と人気があるのでしょうか。

翌日の今日、やはりおはぎが食べたい気持ちがおさまらず、作る事にしました。

 

:外で売っている甘いおはぎももちろん美味しいのですが、家で作るのは甘みが自由に出来るのが、いいですね。 

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 作り方

 ・ほんの少し塩を加えて、小豆を煮ます。柔らかくなったらすりつぶして、水に浸しておいたデーツを包丁で細かく切って、混ぜ、水分を飛ばします。

・餅米は浸水しておいて、炊飯ジャーで炊いておきます。

 

・きなこヴァージョン/おにぎりを作る要領で、餅米をにぎり、中にあらかじめ丸めておいたあんこを入れて、成形して、きなこを表面にまぶします。

・おはぎヴァージョン/あんこをラップに広げ、小さめに握っておいた餅米をのせ、外側から覆います。

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☆ベジ料理・美味しさのtips!

 ・小さめに作る。

 

:実家でおはぎを作って親戚に配った際に、注目されたのが、そのサイズでした。

小さいのが好評だったのですね。

もうちょっと食べたい、という気にさせるようなサイズがウケたようでした。

とりわけ餅米は味が単調なので、コンパクトがよいのかもしれません。

スモールイズビューティフル。

 

でも。子どもの頃に食べたおはぎは一個一個が大きくて、食べ切ってしまうのにうんざりした思い出があるのですが、それはそれで豊かな体験でした。

あれは、せいぜい一個しか食べられませんでしたね。

ひいおばあちゃんの家で、親戚が集まって、ぬれたふきんを手に、みんなでおはぎを作った日がありました。

あれは何の日だったのか。突如としておはぎを作った、という記憶しかなく、大きな白いお皿に皆がせっせと盛っていきました。

ひいおばあちゃんの作るのは、あんこが甘くて、しかも分厚い。

こんなのは「イマドキ」ではないと、親戚の誰かが言っていたような気がします。

味における時代の趨勢というものはありますね。

でも。あの、うんざりするような甘さというのは、独特の懐かしさでもって欲望を喚起します。

おいしさというのは、必ずしも、美食と交わるものではないのようですね。

 

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・お料理レシピに[☆ベジ料理・美味しさのtips!]を付けました。

植物性の素材だけで作るベジのお料理は、お肉やお魚料理と違って素材の味がやさしいので、味を引き出しておいしく作るための方法のようなものがあります。その「だから、美味しい!」のコツをtipsとして附録にしました。よろしければ参考になさってください。

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