ヨガについて3 

食べものプラスα、

:幸福に生きる方法。

ヨガについて 3

ヨガと食べもの


私はマクロビオティックを学んで来ましたが、
体の陰陽を整えるのは、食べものだけではムリ、と判断したのは、
ヨガがきっかけでした。

いま通っているヨガ・スクールで、
初めて体験レッスンを受けた日の事。
真夏で、家では朝からエアコンを入れるほど。
暑くてたまらなくて、体をクールダウンさせたくて、
自家製の豆腐クリームを作って仕込み、果物をカットして、グラスに盛って、パフェにして、食べる。
シナモンをかけたり、ココアパウダーをかけたり、
その都度、おもむきを変えて、
一日に何度も食べる夏でした。
食べ続けていたというのに近い状態。
無職の時だったから、ずっと家にいるし、ストレスもばっちりありますしね。
でも、体を冷やしたくてしょうがなかった憶えがあります。

ところが、ヨガのレッスンを受けて、家に帰って来て、
私は自分の体が実は冷えているという事に、気づかされました。
真夏の部屋の中なのに、寒気がしたのです(それは、体調が悪いというような感じではなく)。
急いで靴下をはいて、いつもならすぐにつけるエアコンのリモコンボタンも、
その日は、オフのまま。
体をあたためるために、お味噌汁を作って夜ごはんにして、
寝る前にゆっくり湯船につかりました。

翌朝。
目が覚めると、体が爽快でした。
そして、朝、いつものように淹れて飲んだコーヒーの美味しさといったら、
格別!でした。

自分の体に何が必要なのか。

たった一回のヨガで、体の陰陽が整った、という感覚でした。
それまで錆びついていたサーモスタットのスイッチがオンに入ったというような。
「ヨガって一体、何なの!?」と、それで一気に魅了されていったのですが、
同時に、食べものだけで健康になるには限界があると、
つくづく思った出来事でした。
とはいえ、自分の体の感覚が、こうもヨガに敏感に反応したのは、
普段の食生活のベースが菜食だったからだろうし、
それは大きいだろうとは思いました。

この経験から、
・健康になるためにはベースは菜食。
・そして、体を動かす。
・あとは体の欲するものを自由に食べていい。
それが自然なのではないかと、考えを新たにしました。

なので、私のお料理教室は、ゆるーいベジです。
「何々を食べてはだめ」とかそんな事は言いません。
食べたいものを人は食べればいいのです。
でも、体を動かすことだけは、絶対にやってくださいね、と
これだけはきつく申し上げさせていただいております。